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新型コロナウイルスと大病院 〜 親知らずの抜歯の体験談【第3話】

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初めて親知らずの抜歯を経験する方向けに、当サイトの運営委員会が実際に体験した、親知らずの抜歯の体験談の第3話。

[この記事の公開日:2021/1/5]

※第2話の記事はこちらから 大病院への紹介状 〜 親知らずの抜歯の体験談【第2話】


前回まで(第2話)のあらすじ

左下奥の親知らず(と隣の腐った歯)が原因で、夜は痛み止めなしでは眠れず、人と会話することも困難になった筆者。

意を決して大病院での抜歯手術に挑む。


いざ大病院へ

かかりつけの歯医者さんに貰った紹介状で、大病院に診察の予約を取る。

病院は平日に時間が取れない筆者の都合もあり、運よく見つかった土曜日診療のある総合病院にした。


そこでは、あの感染症と戦う大病院の姿がありました。


新型コロナウイルスと大病院の戦い

2020年から現在(2021年1月)まで猛威を振るっている「新型コロナウイルス」。

筆者が大病院を訪れたのは2020年の夏のこと。

大病院は新型コロナウイルス感染症対策をどのように行っていたのでしょうか?

少し親知らずの抜歯とは脱線しますが、当時の様子をご紹介します。


■入口

入口には「新型コロナウイルス感染症対策」への啓もう張り紙。

「入院患者への面会を極力控えるように」とのお願いごとが記されています。

入院患者さんにとってしたら、大きな楽しみの一つであろう、面会ができなくなること

少し心が締め付けられる思いがしたのを覚えています。


■玄関

元はあったであろう傘立てや、腰掛は撤収され、腰の高さまで上げたナイロンのテープで、出口と入口の導線が仕切られています。


それぞれの導線の先には、手指の消毒用アルコール。

『新型コロナウイルス感染症対策にご協力ください』

視力の弱い方でも読み取れるように大きく太い字で書かれたポップが掲示されていました。


消毒用アルコールは「大病院のものは、スーパーに置いてあるものとは違うのかな?」と疑問が沸き、しげしげみてみましたが、特に変哲のないもの。

近所のスーパーで置いてあるのとよく似たアルコールボトルでした。


■受付前

玄関をくぐると、すぐさま看護師さんによる検温が行われます。

筆者が行ったときは混んでないのですぐでしたが、この大病院の午前中は人でごった返すほどの混みようと聞いていたので、「ひとりひとり大変だろうな…ありがとうございます」と(心の中で)お礼をいう。


また、検温以外にも「体調すぐれないところはありませんか」と軽い問診がありました。


※ところで、後日ですが、筆者の連れ合いがこの検温でひっかかったことがあり、その場合はパーティションで仕切られた専用の隔離スペースに通され、再度の検温を行います。(その日は、日照りの特に強い夏日だった為、直射日光により体温が上昇しただけで、隔離後しばらくしての再検温では平熱に戻っていました)


■院内

院内では、受付の方、医療関係者、来院者、みんなマスクをしています。

今は「当然のこと」と思ってしまいますが、ほんとうは異常なこと

早くコロナウイルスが収束してくれればと…。

入院病棟への入り口は、一部を残して封鎖され、制服を着た警備員が、残る入り口の前に座っていました。


■受付

カウンター越しの受付担当と来院者は、透明フィルムで仕切られています。

親知らずの抜歯で訪れた筆者は、紹介状を渡すために受付へ。

そこで口をついて出てしまった言葉。

「こんな時期に…なんかすみません」


すると、受付の方、

「大丈夫ですよ。お気になさらず」

疲れていたでしょうに、笑顔でそう返してくれました。


コロナウイルスの影響下真っただ中で、

すこし殺伐とした病院の空気を想像していたからか、受付の方のこの言葉が印象に残っています。


大病院でも、もし断られたらどうしよう…

「歯科は、あの突き当りを右へ。この地図と、番号を目印にしてください」

受付の方に病院の見取り図を手渡され、案内通りに歯科専用の窓口につく。

受付で発行された診察券を提示し初診の申し出を済ませる。


いよいよ「親知らずの抜歯」だ。


ただ、筆者の親知らずの抜歯は、「親知らずがあごの太い神経の側に癒着しているようにあり、手術によって障害が残るリスクがある」という、難しい手術。

そして、かかりつけの歯医者さんには「リスクがあるので、可能であれば手術はせず、このまま様子を見た方が良いです」と言われている。

けれど、状況は「夜は痛み止めなしでは眠れず、人と会話することも困難」という深刻さ。


診察室に案内されるまでの間、筆者の頭には「この大病院でも、もし断られたらどうしよう…」という不安がぐるぐるとよぎっていました。


診察室へ

名前を呼ばれ診察室に入る。

患者の取り違えを防ぐため、診察室の前で看護師さんに自分のフルネームを照会する


ドクター「こんにちは、どうですか?」

よく通る快活な声。

長身、壮年のドクター。


筆者「はい。えと…痛いです。夜も眠れないくらいです。今も会話するのが少し大変で…すみません。」

ドクター「そうですか。わかりました。親知らずの抜歯という事だけど、大丈夫だよ。僕は何回も経験があるから。でも、まずは手術してもよいかどうか、術前検査が必要になるね。このあと時間は大丈夫ですか?」


え…? 術前検査?


第3話 まとめ & 続きます

新型コロナウイルスの影響下の大病院に、親知らずの抜歯で訪れた筆者。

そこでは、未曽有の感染症と戦う大病院の姿がありました。


そんな中、大病院のドクターからの「そもそも手術ができるかを、まず検査しましょう」との提案。

そりゃそうだ。大きな手術の前には、術前検査ってのがあるのだと、ここで気づいた筆者でした。


次回「親知らずの抜歯 ~ 術前検査 編」に続きます。

※続き(第4話)の記事はこちらから 親知らずの抜歯の体験談【第4話・筆者実録】

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