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歯医者さんの「器具」ってどんなものがあるの?【工夫に感謝】

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治療台にずらずらと並んでいる棒状の先が尖ったものから、キイイーンというあの独特の怖い音がするマシンまで。

歯医者さんで使う「器具」ってどんなものがあるの?

歯医者さんならではの器具をご紹介します。


バキューム

・治療中の水分を吸ってくれる掃除用のノズル。

先がゴム状になっていて、歯科助手さんがよく使います。

・歯の削りカスや歯垢のカスを、シャワーで洗い流した後、その水を吸い取るのに使います。

・ずっと開けっ放しの口からでるよだれを吸いとるだけの役割だと思っていましたが、メインは口内の掃除の方です。


デンタルミラー

・口腔内を映すのに使われる丸いミラー。

柄がついているので、前歯の裏側や奥歯のへりなど、口腔内の見えにくい部分まで映せます。

・また、治療の際に邪魔となる「舌」をよける目的でも使います。

・「デンタルミラー、口腔内ミラー」という名で市販されていて、ドラッグストアやAmazonで購入可。

価格は500~1,000円程度です。


ピンセット(と脱脂綿)

・施術中に細かいものをつかむ為のピンセット。

仰向けの患者の口内に突っ込んでの治療がしやすいよう、口腔用のピンセットは「かまきりの手」のように、カギ型になっています。

・ピンセットとして、歯科治療でつまむ機会が多いのは「脱脂綿」。

「脱脂綿」は歯科治療ではよく使われていて、止血から消毒薬などの薬品の塗布、口を自力で開けていることが困難な場合のつめものとしてなど、万能です。

そのためピンセットの先端は、脱脂綿をつまんだり、綿を小分けに加工しやすいように、やや尖っているものが多いです。

・そのほか、ピンセットの種類としては「手術用」のものがあり、「切開用のマークをつけられるもの」、「先端の穴に縫合針を装着できるもの」、「抜糸の為に先端に滑り止めのミゾがついているもの」などがあり、多種多様で奥深いです。


探針(たんしん)、エキスカベータ、充填器

・治療室のトレイの上に並んでいる、ステンレス製風の「棒状の器具」。

デンタルミラーと合わせて歯医者さんならではの器具です。

・それぞれ用途が異なり、「探針」は、口腔内の状況を探るために頬の肉を押しよけるのに。「エキスカベータと充填器」は、つめものを外したり、つめものを入れたりするのに使います。

・材質はステンレス製が多く、価格は1本300~1,500円程度。

価格が高くなると、グリップにシリコンがついてきて、繊細な力加減ができるようになります


まとめ

歯医者さんで使う「器具」ってどんなものがあるの?

今回はどの歯医者さんでも置いてあり、使用している器具をご紹介してみました。歯医者さんの必須道具です。


器具を紹介していて思ったのですが、口の中は筋肉と神経と骨と粘膜と…、感触や特性が違う「体組織」の集合なんだなと。

歯を治療しようとすると舌が邪魔になるし、治療で削れば窒息しないように水を吸い出さなければならない。

そんな課題の中で、創意工夫しながら器具を発明し、歯科治療をささえてくださった方々に感謝したいです。

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