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大病院への紹介状 〜 親知らずの抜歯の体験談【第2話】

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初めて親知らずの抜歯を経験する方向けに、当サイトの運営委員会が実際に体験した、親知らずの抜歯の体験談の第2話。

[この記事の公開日:2021/1/3]

※第一話の記事はこちらから 親知らずの抜歯の体験談【第1話・筆者実録】


前回まで(第1話)のあらすじ

・左下の親知らずの奥歯が急に痛み出し、寝る時も痛み止めなしではいられなくなり、ついに抜歯を決意した筆者。

かかりつけの歯医者さんと、一つ駅むこうの歯医者さんのセカンドオピニオンを受ける。


・診断では「横倒しの親知らず(完全に歯肉に埋没)が、隣にある【根元が腐った歯】を圧迫している」ことが痛みの原因であるとして共通。

2名の歯医者さんからそれぞれ「ひとまず、腐った歯は抜きましょう」ということで提案を受ける。

そして完全にトラブルをなくすためには「親知らず「も」抜歯しましょう」と。

つまり、奥歯を2本抜きましょうという深刻な事態。


・しかし筆者の場合、左下の奥歯はすでに一本虫歯で抜歯済みで、この腐った歯を抜いてしまうと左下の奥歯がほぼ無くなり、入れ歯かインプラントをあてがうことに。


・できれば入れ歯にもインプラントにもしたくない筆者は、処方された抗生物質で腐った歯の炎症と痛みをだましだまし緩和しつつ、「抜歯せずに済む方法はないものか」「このまま抗生物質で治ってしまわないかしら」と淡い希望を抱くのだった。


夜は痛み止めなしでは眠れず、人と会話することも困難に

抗生物質を処方された2,3日後、再びの鋭い痛み。

抗生物質だけで完治するわけはなく、やはり抜歯を決意することに。

この時点で夜は痛み止めなしでは眠れず、人と会話することも困難になるほどの痛み。

ネットで調べても役立つ情報はでてこないので、とにかくもう行動するしかないと。

(因みにこの体験談は、その時の筆者のような悲痛な思いをしてる人に役立てればよいなと願いを込めて書いています ...)


決断しました。

「腐った歯」と「親知らず」、両方抜いて、すっきりさせます。

(そして、入れ歯もインプラントも、この痛みから解放されるなら受け入れよう ... )


この時、入れ歯とインプラントは本当に気分が落ち込むので、あまり考えないようにしていましたが、やむを得ません。


さじを投げられた親知らずの抜歯

ところで、筆者の親知らずは、かかりつけの歯医者さんには「親知らずの方は抜かずに様子をみましょう」とさじを投げられています。

というのも、筆者の場合「親知らずがあごの太い神経の側に癒着しているようにあり、手術によって障害が残るリスクがある」という、難しい手術が必要かつ、お医者さんにとってリスキーなケース。

そんなわけで、抜歯手術は大病院で対応してもらうために、かかりつけの歯医者さんに紹介状を書いてもらうように依頼しました。


紹介状ってどんなもの?

生まれて初めて「大病院への紹介状」というのを書いてもらったのですが、紹介状って具体的にはどんなもの、どんな内容なのでしょうか。

ここで少しだけご紹介します。


■紹介状の料金は?

筆者のケースでは今回は5,000円の料金が発生しました。

診察料は取られませんでした。


■紹介状の内容は?

実は、紹介状を開封して内容を確認することはできないようです。

未開封のまま大病院の受付に渡してくださいと念を押されました。


■紹介状の見た目は?

かかりつけの歯医者さんで発行されたものは、中身の見えない茶封筒に入っています。

茶封筒の宛名には、大病院への宛先(担当医師先生の指名はありませんでした)、かかりつけの歯医者さんの名義(角印)が記されています。


■紹介状の使い方は?

かかりつけの歯医者さんから教えてもらいました。

大病院へ予約するときに「紹介状があるので、参照お願いします」と、受付に電話口で伝えます

すると「どの歯科の、だれからのご紹介ですか?」と紹介元の情報を参照するように電話口で案内されます。

案内されたら茶色の封筒に記されている紹介元の「歯科の院名、代表医師名」を応答します。(記憶が定かではないのですが、ひょっとしたら医院の所在地まで参照したかもしれません)

その後、電話先の受付の方が、「紹介状は未開封ですか?」と念のため確認します。

未開封であることを伝え、初診の予約日程を確認します。

ここまでの電話口でのやりとりは10分程度で終了します。


■紹介状は予約を取ったら捨ててもよいの?

電話口で予約を取った場合、必ず捨てないでとっておきましょう。

来院したときに紹介先の大病院の窓口に提出が必要になります。

それはそうです、大病院の先生はまだ読んでいないのですから


■紹介状の宛先は、好きな病院を選べるの?

結論はNoで、原則は「紹介元のお医者さんが提案する候補の中から選ぶ」ことになります。

筆者の場合ですが「紹介状はどの病院に対しても書けるものではない」と紹介元の歯医者さんからは言われました。

そこで、紹介元の歯医者さんが提案された病院の候補の中から、紹介状を書く先を選ぶことに。

ところが、候補の病院は、平日に時間が取れないという筆者の都合と合わず、紹介状を書いてもらう先の病院探しは少し難航しました

※ 見かねた受付の方が「そういえば、あそこはどうですか? 土曜日診療のある総合病院。確か別の患者さんで紹介した前例があったと思います」と提案。歯医者さんと相談し、無事そちらの大病院への紹介状を書いてもらうことができました。

紹介状を書く事が可能な病院の候補については、予め、かかりつけの歯医者さんに確認しておくことをお勧めします。


第2話 まとめ & 続きます

ついに大病院での抜歯手術を決心した筆者。

親知らずがあごの太い神経の側に癒着しているようにあり、手術によって障害が残るリスクがある」という、難しい手術、筆者は無事に乗り切れるのだろうか。

というかそもそもこんな、お医者さんにとっても、リスキーなケースでも、対応してくれるのだろうか。

大病院でも手術を断られたらどうしよう ...


一度さじを投げられただけに、不安がいっぱいの親知らず(と腐った奥歯)の抜歯手術。

さて、どうなるのか?

次回へ続きます。

※続き(第3話)の記事はこちらから 親知らずの抜歯の体験談【第3話・筆者実録】

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